円山動物園に2011年春誕生した新施設「は虫類・両生類館」に行ってきたよ。
北海道で動物園といえば、なんといっても道央に位置する日本最北の動物園「旭山動物園」を真っ先に思い浮かべる方が多いと思います。
動物本来の行動を自然に誘発させる展示方法「行動展示」を取り入れた施設作りによって、10年で来場者数は約10倍に増加、2004年に月間入園者数が恩賜上野動物園を抜くなど全国的人気、知名度抜群の動物園だよね。
でも今回お届けするのは「旭山動物園」じゃないんだ。札幌中心部から車で20分ほど、長らく札幌市民に親しまれてきた「円山動物園」に2011年4月23日オープンした新施設「は虫類・両生類館」だよ。
2011年で開園60周年を迎える円山動物園。近年、大きく変貌を遂げつつあることをご存知だろうか?
行動展示を取り入れた「エゾヒグマ館」「エゾシカ・オオカミ舎」両施設オープン、ホッキョクグマの双子「イコロ」「キロル」誕生などの話題に比例して来場者数が増加傾向にある同園に新施設が誕生!とあればぜひとも行ってみなければ!というわけで旧「は虫類館」に比べて展示数が4倍、60種120点にスケールアップした新施設「は虫類・両生類館」の全貌をどうぞっ!

新施設「は虫類・両生類館」を一言で表現するならば「ワクワク感が半端ない」かな。今まで同園になかったカラーが一つ加わったようなそんな印象です。
水辺、岩場、湿地、砂漠など生体それぞれ、本来の生息環境を忠実に再現しているので、環境をそのままそっくり切り取ってもってきたような錯覚を覚えます。
ガラスを隔てて間近でじーっと観察していると、総じて動きは遅いんだけど目の動きなど細かな動作や、体の模様とかずっと見ていても飽きない魅力に触れることができると思うよ。爬虫類、両生類はなんとなく苦手って人にもぜひとも見ていただきたい!一見の価値ありだと思います。
施設中央に爬虫類・両生類に関する研究を行なうセンターラボを配置、ガラス張りの公開型バックヤードとして飼育の作業を見ることができます。センターラボをぐるっと囲うようにしてガビアルモドキ、ヨウスコウワニ、アルダブラゾウガメ、サイイグアナの大型種を展示する大型展示ゾーンと、小中型展示ゾーンに分かれています。
光、熱、空気、水の動きに敏感な生体固有のリズムを作り出すために、、建築環境学にもとづいて計画された光と熱の「放射」をコントロールして生息地の気候を人工的に再現した建物の特徴を詳しくご紹介しましょう。
【光】
大型展示ゾーンでは高窓から強い太陽光が差し込み、光を身体に浴びることで体温調整や体内へのカルシウムの吸収を行なうことが出来、館内で反射した光は照明にも活用。
【熱】
直接、空気を加熱する温風暖房ではなく生体が熱源から離れていても温められる放射暖房、床暖房を採用し、壁を断熱材が包み込む外断熱工法の建物で保温効果を高め、年間を通じて室温・壁面温度が安定し生体が暮らしやすい環境を実現。
【空気】
常に換気をしており、ファンによる機械換気に加えて夏季は高窓を使った自然換気を行い、夏季の夜間の冷涼な外気を取り入れ高窓から熱気を排出する外気冷房によって、昼間の温度上昇を電力を使わず抑えることを可能。
今後も「円山子供の国キッドランド」跡地に2012年12月完成予定のアジアゾーン、アフリカゾーンなど続々と新施設が予定されている円山動物園から目が離せません。
(取材協力:札幌市円山動物園/札幌市中央区宮ヶ丘3-1)





































